十年前のあの夜、携帯のライトをふと上へ向けてしまったことを、僕は忘れられないでいる。 光線は上空へと昇り、この星を抜け出し、それでもなお、自ら止まることも、消えることもできず、どこに辿り着くこともできないお前は、今頃どこを進んでいるのか。終…
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