短歌

正の字で数え上げられ正しさがいくつも並ぶ その一つとなる

「正」という字、なんというか、あまりにも正しすぎで、眺めていると少し怖くなる。 まずそのフォルム。払いだとか、はねだとか、そういったものが一切省かれた、これ以上ないほどのシンプルな構成。かと言って、一とか二とか、十みたいな記号っぽさもなく、…